MIYASAKA

山田錦

山田錦は酒米の王者と称されます。
上品な存在感と美しい余韻が特徴です。

分  類
純米吟醸 原酒
出荷時期
通年販売
原材料名
米・米こうじ
米の品種
兵庫県産 山田錦
精米歩合
55%
酵  母
7号系自社株
アルコール
15度
保存方法
冷暗所
希望小売価格
1800ml 3,520円(税込)
720ml  2,112円(税込)

ソムリエ 石田陽介氏からの テイスティングコメント

酒米品種の本来持つ素晴らしさに光を当てるMIYASAKAシリーズ。輝かしい歴史と伝統に彩られた山田錦に、宮坂醸造は山田錦の新しい表情を見い出した。洗練された程よい吟醸香の中には洋梨やバナナが感じられ、香りは鼻腔に豊かな広がる。味わいは柔らかな酸味が主体で控えめな甘味とともにジューシーな果実のような印象を生み出している。また、細身のボディの中に、旨味の充実感と味わいの奥行きが感じられる。僅かな収斂性が口中を洗い流す感覚をもたらし、余韻には爽やかさが残る。細身のボディでありながら山田錦特有の柔らかさやふくよかさを表現しうることができるという、新たな山田錦の地平を切り開いた日本酒である。

<相性のいいお料理>

酸を利かせた軽やかな料理との相性が良く、また食前酒としても最適である。相性が良い料理の例として、春野菜のテリーヌ、舌平目のムニエル、ポワローヴィネグレットなど。

<提供方法>

すっきりした味わいを楽しみたい時はしっかりと冷やして(5~8℃)、まろやかさを際立たせたい時は冷蔵より少し温度を上げて(8~12℃)お楽しみください。

石田陽介プロフィール

京都大学大学院にて地理学を学んだ後、振付家・ソムリエとして活動。2010年よりフォーシーズンズホテル、星野リゾート、オリエンタルランドにてソムリエやマネージャーの経験を重ねる。その後日本酒の可能性を強く感じ、国際唎酒師及びWSET Sake Level3 及びSake Educator Level 1取得。 欧州の多数方々に日本酒の魅力を伝えるため2017年に渡仏。パリの日本料理店「ENYAA」にてマネージャー兼ソムリエを務め、2021年1月に拠点を日本へ移す。 2021年2月より株式会社ノットワーク代表を務め、長野県南木曾町のホテルZenagiでのソムリエ業務を中心に複数のレストランへのコンサルティング、文化庁や国税庁、地方自治体との食を通じた地域振興プロジェクト、日本酒蔵の再生事業を展開している。2023年10月より、アカデミー・デュ・ヴァンの日本酒・ワインの講師を務める。