MIYASAKA
美山錦
信州の冷涼な気候で育った米らしく、
シャープで引き締まった印象が特徴です。
- 分 類
- 純米吟醸 原酒
- 出荷時期
- 通年販売
- 原材料名
- 米・米こうじ
- 米の品種
- 長野県産 美山錦
- 精米歩合
- 55%
- 酵 母
- 7号系自社株
- アルコール
- 15度
- 保存方法
- 冷暗所
- 希望小売価格
-
1800ml 3,080円(税込)
720ml 1,848円(税込)
ソムリエ 石田陽介氏からの テイスティングコメント
酒米品種の本来持つ素晴らしさに光を当てるMIYASAKAシリーズ。美山錦と7号酵母という、長野のテロワールをこれ以上なく感じられるコンビネーション。
宮坂醸造は7号酵母発祥の地であり、この酵母を特徴づける酸味への果てしない探求の軌跡を目の当たりにすることができる。すなわち、ややシャープな酸味を主体にしつつ、酸味を包み込む丸みのある甘味が感じられるが、飲み手は酸味と甘味との関係性の高さに圧倒され、宮坂醸造が到達した両者の関係性のフィロソフィーの深遠さに触れられるのである。
彼らの日本酒はこの酵母の一つの到達点を示しており、MIYASAKA美山錦ではそのような唯一無二の体験することができる。
・青りんごの香りが控えめに品良く感じられ、またメロンの吟醸香も感じられる
・爽快さあふれるフルーティーな酸味が口いっぱいに広がり、上質な甘味が酸味を穏やかな味わいにしている
・中盤で現れるわずかな旨味、滑らかで柔らかい舌触りが味わいやテクスチャーに奥行きを与えている
<相性のいいお料理>
料理とお酒の酸味を口内で合わせたくなる料理、例えば信州サーモンのタルタル、山菜のフリットとの相性が良い。また、料理に植物性の柔らかな甘味と酸味のある料理、例えばラタトゥイユとは味わいが調和する。
<提供方法>
しっかりと冷やして(5~10℃)お楽しみください。
石田陽介プロフィール
京都大学大学院にて地理学を学んだ後、振付家・ソムリエとして活動。2010年よりフォーシーズンズホテル、星野リゾート、オリエンタルランドにてソムリエやマネージャーの経験を重ねる。その後日本酒の可能性を強く感じ、国際唎酒師及びWSET Sake Level3 及びSake Educator Level 1取得。 欧州の多数方々に日本酒の魅力を伝えるため2017年に渡仏。パリの日本料理店「ENYAA」にてマネージャー兼ソムリエを務め、2021年1月に拠点を日本へ移す。 2021年2月より株式会社ノットワーク代表を務め、長野県南木曾町のホテルZenagiでのソムリエ業務を中心に複数のレストランへのコンサルティング、文化庁や国税庁、地方自治体との食を通じた地域振興プロジェクト、日本酒蔵の再生事業を展開している。2023年10月より、アカデミー・デュ・ヴァンの日本酒・ワインの講師を務める。